つぼみの思い

母親を支援したい。本当の男女平等の共働きが実現するその日まで!

つぼみの思い

つぼみの保育

0~2歳をしっかり育てていくことはこの国の未来を支えていくことになります。なぜなら人格形成に一番影響を及ぼす大切な時期だから。なのでいわゆる3歳神話はもう昔のことになりつつあり、0~2歳はプロの手で育てるべき、という考えに移行してきています。この時期にどれだけ手間ひまかけてじっくり育てるか。これが日本の未来に大きく影響を及ぼすことになると分かってきたのです。

私は保育の原点は3つだと思っています。「食う・寝る・遊ぶ」この3つ。ちゃんと食べて、ちゃんと寝て、ちゃんと遊べる人間が子どもでも大人でも最強だと思います。保育の専門的な考え方もこの3つが基本となり展開されているものです。この3つ、簡単なようでそうでもありません。どれかに偏ってはおかしくなるのです。ひとつが欠けたら体が壊れるのです。大人となった私たちにはこの大切さが身に染みて分かるのでは。

ただ、この3つはひとつひとつ大人が行うには造作もないことですが、0~2歳の子どもたちがやろうとするとすべて大人の援助が必要です。そこで、私たち保育のプロの出番!!適切な時に適切な発達を促し、成長させる。代わりにやってあげるのは保育でも援助でもありません。宿題を代わりにやってあげても本人のためにはまったくならないのと同じです。保育士がすべきことは愛情を持って見守り、促し、認める。この繰り返しで子どもは自分がチャレンジしてできたことへの達成感、できたことを認めてもらうことで身につく自信、自分はできる子なんだという自己肯定感というものができあがり、自分を思うがゆえに相手も思うことのできる人間へと成長していきます。0~2歳で身についたことは一生その子のものとなります。大事なのです。

つぼみの教育

つぼみは保育だけではなく教育的な発達にも力を入れていきます。五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)を存分に使ってたくさんの経験をし脳ミソに刺激を送ります。例えば表現活動(絵画・制作・折り紙・リトミックなど)は経験をすることが目的で、上手にできるようになることが目標ではありません。遊びの中で育つ五感も素材の違うもの(砂・水・粘土・楽器など)に触れてその違いを楽しみ遊ぶことが目標です。

この五感と知能発達の密接な関係はかの有名な「モンテッソーリ教育」の中でも大変重要視されている部分です。また、異年齢集団で育まれる社会性も重視しています。子どもの社会性・社会意識を養う方法の一つとして「異年齢クラスを経験する」という方法をあげています。これは、子どもは仲間との社会生活の中で成長するという考えを基本としているからです。日常生活は異年齢であることが一般的であり、いつも同じ年齢の子どもで集団を作るということは日常生活ではむしろ特殊なケースです。そもそも子どもの原点にある家庭も異年齢の集団ですね。異年齢の日常生活では仲間関係・兄弟関係と同じであり、自然で馴染みやすい関係が生まれ、共同意識が養われて他者に対する共感や思いやりといった社会性が育ちやすいのです。モンテッソーリ教育の奥深さを追求しながら、つぼみの教育に取り組んでいきたいと思っています。

つぼみの教育