話を聞いて欲しいだけ
月に一度は
子どもを連れて
実家に行きます
実家は60年続く
美容室です
ショートカットの息子らは
すぐ髪が伸びるので
マメに切らないといけない
私も白髪だらけなので
染めに通います
私の前髪は
もはやトレードマークに
なっているカラーリングですが
実はコレ全部白髪なんです
もともと若い頃から
白髪は多いんですけど
ある時おでこを車のトランクに
激しくぶつけまして
よくマンガで衝突すると
星が出てるじゃないですか
正にアレでした
星が出た
チカチカと
相当ぶつけたので
そこの神経が死んだのでしょうね
依頼前髪の一部は
白髪しか生えなくなりました
以前は隠して
黒く染めてたのですが
白髪って何色でも
キレイに染めることができる
隠すのもったいないなーと
思ったので
黒はやめたんです
今はアタマ全体を
「ヘナ」という植物?海藻?
からできたもので染めています
染まっているところが
全部白髪と思ったら
相当白髪だな私…
カットしてる間や
染めている間
母と私がしゃべってます
母は
最近グッと老け込んだ父の
役に立たないことを
愚痴ります
他に話すところが
ないだろうから
聞いてあげなきゃと思うのだけど
どうにもハラが立ってくるんですよ
細々したことが
できなくなってきた父
ただ座ってるだけ
食べているだけ
働かないなら
家事でもやってくれれば
いいのにと言う
全部私がやってあげてる
この
やってあげてる
が私にはカチンとくる
この気持ちがある以上
見返りがないことには
何をしてても
満たされることなく
延々に愚痴がでます
育児にもあって
こんなに私がやってあげてるのに!
この考え方は
自分を苦しめるだけだと
子どもを育て
夫を見ていて
義母を見ていて
母を見ていて
人を雇って
実感したことです
やってあげている
て逆から見たら
勝手にやってる
だと思うんですよ
頼んでもいないのに
アレコレ口も手も出して
相手を黙らせる
私からしたら
母は何もしなきゃいいんですよ
食べたいと思えば
自分で勝手に何か食べるでしょう
カップラーメンくらい
父にも作れます
実母も義母もほぼ同年代ですが
この時代の母たちは
やってあげたいが強い
妻たるもの
母たるもの
やってあげなきゃいけない
自分でやらなきゃ気がすまない
愛情なのか義務感なのか
わかりませんが
とにかく黙って見てられない
助けてあげる
じゃなくて
代わりにやってあげる
なので
本人は何も成長しない
できない
それが分からない人種なんだな
と受け取って
もはや逆らわないようにしてます
70年以上それできたから
今更私の一言で
変わるはずがない
人は変えられないんです
本人が変わろうと思わない限り
変われません
父はもう諦めていると
思います
外食に行っても
父はメニューを見せてももらえない
母に
お父さんはコレとコレで
いいね
と伝えられるだけです
ビールを2本目を頼もうものなら
大騒ぎ(笑)
母は私に話を聞いて欲しいだけで
アドバイスは求めていない
分かってます
コレが他人であれば
そうだよね夫は何もしないよね
ワカルー
そんなにできてスゴイですね
タイヘンですよねー
て聞き流せる
身内はそれができない
保育と育児の違いも
ココにあると思います
母の話を
黙って聞いてあげるべきだったと
反省をする帰り道
分かっていてもできない
介護も身内でやるのがタイヘン
というのは
こういうことなんだろうな
そろそろ私にも
介護に関わる時期が
近づいてきたのを感じた
秋のころ…
はー
栗でも食べよう
みかんも食べよう
肉まんも食べよ