37年前のメロンパン

実は園長お嬢様(だった)ので
通っていた幼稚園でも
結構有名だった

 

ひとつ上の兄を
『おにいちゃま』と呼び
両親を
『おとうさま・おかあさま』
祖母を
『おばぁちゃま』
と呼んでました

母は自分が
お弁当を作ってもらったことが
ほぼなかったらしく
自分の子どもには・・・!
という思いが強かった

 

そして何かと手作りした

 

バックとか巾着とか

 

それが
私の趣味と一致してれば
よかったのだけど
私は全然好きじゃないもの
ばかりだった

 

ムリヤリ持たされてる
イヤなのに着せられている

 

手作りって重たい
親子でも恋愛においても(笑)

 

それが母の愛情だと
母は思っていた

私は
みんなが買ってもらっている
キャラクターものや
かわいいのが
すごくうらやましかった

 

パンを食べている彼が
とてもうらやましかった

 

反対側の人から見たら
手作り弁当のが
うらやましいのでしょうけど

 

 

ある日
意を決して
『おかあさま 私は幼稚園にある
 パンが食べてみたい』
と言った

 

思いのほか簡単に許可がでで
翌日朝先生に
『今日はパンです』
と初めて伝えることができた

 

お目当てはチョコレートの方
メロンは嫌い

 

ところがその日は
私といつものカレの2人だったので
チョコレートとメロンが
1個ずつ

 

ドキドキしてその時を待っていた私は
いつも慣れているカレに後れを取る

 

サッとチョコレートを
先に取られてしまって

 

強制的にメロンになった私

 

食べたいのに食べたくない

 

サンドロールのメロンは
その時の私の葛藤の味!!

 

 

昨日私が選んで食べたのはメロン

 

あの時と変わらない香りと甘さ

 

進化してるハズなんでしょうけど
香りはかわらない
ダブルになってることくらいかな

 

やっぱりチョコにしとけばよかったと
食べてから思う

 

37年経っても変わらない
後悔の味(笑)

 

 

つぼみの給食に
こだわりのパンがでるのも
この経験からでしょうね(笑)

 

給食への
人1倍・2倍の執着

 

37年前から始まってたんだ

 

自分の過去の経験が
一番の強みなる

 

ホントだわ

ボス

 

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