産後ウツと舌小帯異常
産後うつがツラかった
生後4ヶ月の長男を
殺害したとして
38歳の母親が逮捕された事件
これについて
実際産後うつだった
女性を招いての討議が
ネットニュースであったので
覗いてみました
女性が何が一番ツラかったのか
というと
共感されないこと
でした
子どもが寝なくてしんどい
というと
しんどいよね
でもあの寝顔のかわいさは
たまらない
と返されると
それ以上何もいえなくて
かわいいと思えない
自分が悪い人間みたいに
思えて
どんどん自己嫌悪になっていく
これものすごい
共感できるから
私に話してくれたら
よかったのにと思った
長男の出産後
その時は気づかなかったけど
今思えばうつだった
ただ今でも
あの時どうしたら正解だったのか
分からないですね
「精神科にかかる」
なんて選択肢は
まったく思いつかない
産後1ヶ月健診といって
赤ちゃんとママの身体の回復を見る
健診が必ずある
この時に
ママの身体がちゃんと回復
していれば
もう大丈夫ですね
となって
産婦人科はもう卒業
みたいな気持ちになる
私の時は
出産後担当していた看護師が
飛んできて
三輪さんがすごく心配だった
と言われた
今思えば
そんな風に思われるほど
私は産後から不安定だったんだ
でも私が返したのは
大丈夫です
だったんですよね
大丈夫じゃなかった
助けて欲しかった
でもあなた方には
どうすることもできないでしょう?
て気持ちも強かった
長男は
舌小帯(ぜっしょうたい)異常で
うまく母乳が飲めなかった
だから絞って飲ませてたけど
すぐお腹が空くから
すぐに泣く
たかだかこんな小さな
赤ちゃんの胃袋も
満たしてあげられない
自分が母親失格と
言われてるみたいで
泣かないで泣かないでと
一緒に泣いていた
母乳って
赤ちゃんが飲むから
作られる受注システムなので
絞るには限界があり
日に何度も絞っていると
ストレスもあり
頭痛もしてくるし
吐きそうだったけど
私が母親なんだから
私がやらないと
この子は死んでしまう
その恐怖というか
プレッシャーと
ずっと戦っていた
孫を可愛がり
仕事をしながら
私の世話までしてくれる
母にそんな弱音を言えなくて
しんどかったなぁ…
その舌小帯の治療がすんだら
グイグイ飲むようになって
いつの健診でも
長男が身長体重共にトップ
飲めるようになれば
満たしてあげられるうれしさから
うつからも脱却して
育児を楽しめるようになった
あの時
飲めないままだったら
私はどうなっていただろぅ
完全母乳にこだわっていたから
ミルクを足すことはなかった
足していたら
もう母乳をあげることは
なかったでしょう
でもミルクにしてたら
笑顔になることは
できただろうな
舌小帯異常のおかげで
私にとって
授乳がとてもとても
愛おしい時間になっていた
私は母親だって
母親になれたって
思える時間だった
そのためには
まずは母体の心身の安定が
必要なんですよ
特に今は各家族が多く
昔のような大家族の助けはない
なおママたちはツラいよ
今やちょっとしたことが
虐待を疑われて
家庭の育児ですら
ビクビクしてしまう
今なら私の母乳のこだわりも
赤ちゃんの体重を増やすことが
できてないのに
ミルクを与えなかったことは
虐待だって言われるのかもしれない
寝ている子どもを
車に置いたまま
ちょっとコンビニによっても
虐待扱い
パチンコいってるのと
同じ扱いなんですか…
育児したことない人が
作りそうなルールだな
ママひとりで抱えるのは
ムリゲーですわ
そりゃもう1人産みたいなんて
思えないって